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2013年5月25日土曜日

5/25 進捗状況+私の動画の作り方

今日は休養日です。
最近、パソコンメンテナンス&動画編集環境再構築にかかりっきりだったので、今日は一日マイクラ動画見たり、東方手書き劇場見たり、東方ヴォーカルをBGMにしながらpixivで東方R乃型探したり、マイクラのMOD作ったりしてました。
心の洗濯って大事よね。
ちなみに明日は娘とお出かけする予定です。

さて昨日のコメントへの返信でも言ったように、今日はディスガイア実況の作り方を解説しようと思います。
実況動画作ってる人もそうでない人も、興味ある人は要チェックや!(某バスケ部マネジ)

以前のコメント返しでも言いましたが、わたしがゆっくりムービーメーカーなどを使わない理由が、使ってみたら逆に遅くなったから、というものです。

この手のゆっくり実況作成ソフトは、ゆっくりの音声と字幕を自動作成し、AviUtlに渡す手助けをするものがほとんどです。
そのため多くが事前に台本を作成し、台本にあわせてゆっくり音声と字幕を出力するという作りになっています。
つまり、台本に合わせてゆっくり音声の音質やテンポを調整し、録音してAviUtlに取り込み、音声に合わせた字幕を付ける、(ソフトによってはゆっくりの画像追加)という流れを簡略化できるため、ゆっくり実況作成者の手間を大幅に削減できます。
普通なら。

ここで問題になってくるのが私の動画の作り方です。
ディスガイア実況は以下のような流れで作成されます。


1.プレイの録画
まずはプレイを録画します。基本的には1ステージごとに1ファイルに録画します。
1ステージに時間がかかる場合には20分ごとに編集点を挟んで録画ファイルを分割します。
この時セーブデータは、念のためステージクリアごとに分けて保存します。

録画はAmaRecCo+Lagarithを、パソコンへのキャプチャはRemoteJoyLiteを使います。
RemoteJoyLiteはUSBケーブルのみでPSPの画面をパソコン上に無劣化出力できるので、 高画質動画作成には必須ですね。
ちなみに出力にはPSP本体へのLCFW導入が必要ですので、自己責任でお願いします。
(導入は違法ではないが、導入後はメーカー修理不可になり、売却/譲渡が違法になる)
なおデフォルト状態だと録画時に画像の乱れやノイズが混じることがあるため、LCFWの設定を録画に適したものへ変更する必要があります。

保存先は私が普段作業用に使っている9GBのRAMドライブを使用します。
RAMドライブを使用することにより、録画時のHDDアクセスによるボトルネックの解消と、フラグメント分散の防止を兼ねています。以降の編集作業もRAMドライブ上で行うのですが、普通のHDDと比べると作業効率がダンチです。特にエンコード速度への影響は大きいです。

最後にステージクリア後のアサギのSS(スクリーンショット)を撮影します。

この工程はプレイ時間によって多少変わりますが、動画時間を加味してもおよそ30~60分程度で終わります。(ただしデモシーン撮影が入る場合+60~120分ほどかかります)


2.録画ファイルの一時編集
不要部分のカット(セーブ画面やタイトル画面など)、銃連射シーンの編集(実はかなり重要)などを行って、lowプロファイル+高画質mp4に出力します。
これは大元のaviデータを圧縮し、素材として使いやすくするための処理です。
HDDに保存されるのはこのデータになるので、リソースの節約にもなります。

ちなみに銃連射シーンをココで編集するのは、 動画作成時の処理の軽量化の意味合いもありますが、実は画質向上にも大きく貢献します。その辺りの詳しい話はまた画質の話のときにでも。
なおアイテム界の場合、動画にするような出来事が何もなかった時は、録画データは全て最後のリザルト画面のSS一枚に超圧縮されます。

この工程は銃連射シーンの数にもよりますが、20~60分程度で終わります。


3.動画全体の尺の調整
一時編集が終了した動画をAviUtlに全て読み込み、解説する部分、カットしてもいい部分、倍速編集する部分などにタグ付け(動画ファイルを分割して編集点を差し込み、その場所に非表示テキストを配置してメモを書き込んだもの)を行います。

次にタグに従って動画ファイルを編集し、動画時間を15分前後、20分未満に調整します。
ワイプ(画面切り替えエフェクト)などの追加もここで行います。 ここで重要な解説が必要な場所が多く、尺を超えてしまうときには動画を分割します。

最後にアサギのSSを追加し、これで動画の基本編集が完成します。
これ以降の工程は状況によって何度もやり直すことになります。


4.解説字幕の入力
いよいよゆっくり編集の開始です。
そしてツールを使わない理由がここにあります。
私がゆっくり編集で一番最初に追加するのが、字幕なのです。

まず編集タグに従って解説が必要な部分に字幕を入れていきます。
とある倍率にするとゆっくり音声の長さと字幕の長さがほぼ等倍になるので、ここで「字幕兼台本」を作成します。
実際の映像と照らし合わせながら、必要な解説を、できるだけわかりやすく、該当シーン内で完結できるようにセリフを調整していきます。

問題はこの「実際の映像を見ながら台本(字幕)を作る」 という部分です。ほとんどのツールが、まず先に「文字だけの台本」を用意しなくてはならないので、役に立たないわけです。


5.解説の音声化
ある程度出来上がったらソフトークを複数(霊夢用、魔理沙用、魔理沙コメント返し用、陰陽師用など)開き、それぞれに音量や音質などの設定を行います。
設定が終わったら各ソフトークに、 →解説の文章をコピペ →実際の音声を聞く
→イントネーションや言葉の「間」などを調整 →納得いったら出力 →AviUtlに貼り付ける
→字幕の長さ調整 →次の文章をコピペ・・・
と繰り返し、一段落したところで全体の長さを見て、再調整などを行います。
場合によっては解説中に魔理沙の茶々を入れたり、関係する別の解説をはさんだりします。

上記のように音声の出力も実際に聞いて何度も調整するので、一括出力では逆に手間が増えてしまいます。

一通りの音声化が終わった時点で、一度動画を再生します。
実際にプレイ画面を見ながら解説が聞き取りやすいかどうか、会話の間はおかしくないか、説明は不足していないか、誤読はないか、イントネーションはあっているか、テンポは悪くないか、などを確認していきます。


6.茶番の作成
必要な解説と音声化が終わった時点で、余った尺に茶番を追加していきます。
コメント返しのコーナーもここで作成されます。

茶番も同じように尺に合わせて字幕台本追加→音声化という流れで行います。
違うのは、茶番の場合、画像や音声、BGMの追加などが非常に多く、またテンポやノリ、ネタの頻度、会話の面白さなどが適切かどうかを何度も確認することですね。

なので一番時間がかかります。でも楽しいので省きません。
ここで手を抜いてしまうと、ゆっくり実況として面白くないものになってしまうからです。


7.最終確認
一通り出来上がったら頭から再生し、全体の流れ、会話のテンポ、解説と茶番の割合、突っ込みどころの有無(これ大事)、誤読の有無、イントネーション、会話の速度、解説忘れの有無、音量が適切かどうか、などを確認します。

必要であれば3~6に戻って編集をやり直します(というかやり直しが5~8割を占めます)
ちなみに会話の間などは、1フレーム単位で納得いくまで調整します。

そして画質チェック、出力チェックを経て一応完成となります。
この時点で他の管理人によるチェックが入りますが、ほとんど一発OKで通りますw


8.投稿、公開
完成したら動画を投稿するのですが、最初は非表示で投稿します。
投稿した画像をニコニコ動画で再生し、画質や音量などが適切かどうかをチェックします。

ここでサムネをミスったり、動画におかしなところが見つかった場合には、動画を削除して編集しなおします。
そして問題なく動画が完成したところで、予定の日付に「再投稿・公開」します。


以上が主な動画作成の流れです。
で、この流れの中に既存のツールで短縮できる部分がないので全て手作業で行っています。
とはいえ良く使う字幕や画像などは定型登録してるので最初に比べれば大分早く作れるようにはなってきてましたが。
時間がかかってるのは、台本を考える時間と、細部を調整する時間がほとんどですしね。
・・・まあその感覚を取り戻せればの話ですが(苦笑)

なお、人形館の動画には色々と制約がありまして、「人形館の中の人」名義で公開されている動画は基本的にそのルールに従って作成されています。
さすがに長くなるので、その辺の話は明日にでもしましょうかねー。

2 件のコメント:

  1. 文字で書くと動画作成はかなり手間がかかってるんですね
    8の非公開投稿→確認のところをやらない人も多いですよね
    コメント残す方が少ないのは、認証が面倒だからって人が多そうです

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    1. そうですね、特に人形館動画は制約があるため余計に手間がかかります。
      確認作業は割りと面倒ですからね。作ったら投稿したいって気持ちを我慢できずに公開、ってなっちゃうのは仕方ないのかもしれません。
      誤読なんかはゆっくりの「味」だという人もいますし。

      認証・・・設定した覚えがないのに有効になってましたね。
      管理者だと自動的にgoogleアカウントで投稿されるので気づきませんでした。(ログインユーザーには認証は出ない)
      教えてくれてありがとうございます。

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